loose usage about hardOps (dice)
dice
Hard Ops 984.1 Neodymium - Dice
新しく実装された機能。
ループカットに近い機能で、 ループカット + α
な機能。
基本操作
dice 機能を呼びだすには、 Q
キーによるコンテクストメニューか Shift + Q
による hardOps のパイメニューから diceを選択する。
diceの処理方式について
オブジェクトに対してdice処理を行う時、ベースとなる処理方法は以下の2通り存在する。
- Knife Project (default)
- Boolean Intersect
これらは メッシュのカットに Knifeを使うか、 boolean を使うか
の違いとなっている。
メリット・デメリットはそれぞれ元の処理に依存するが、基本的に Knife で問題はない。
処理方式による差異
結果が同じようになるのなら、そもそも何が違うのかという問題が残る。
結論からいうと、 booleanは中間処理が存在する
につきる。
実験に用いた構成は下図となる。
これをまずは Knife Project
モードで dice 処理する。
次に Boolean Intersect
で処理する。
パッと見に結果は変わらない。しかし、 Boolean Intersect
で処理したオブジェクトには変なゴミが残っていた。
このゴミがどこから来たのか疑問に思っていると、上図の Outliner に Cutters
コレクションができていることに気が付いた。
この Cutters
コレクションは dice 処理中のオプション Create cutters but don't perform cut
を選択した時も同じ結果になる。
つまり、 Boolean Intersect
では Create cutters but don't perform cut
のような中間処理が発生しているということになる。
これと同じ結果になる操作方法は以下の通り。
- dice selected by Create cutters but don't perform cut
- boolean: Knife
この時に利用したバージョンは2.85.3だが、blender の boolean 処理はバージョン2.91で改善されている。2.91対応で実施した場合は結果も変わっている可能性がある。(後日確認予定
dice のオプション
diceを実行する時にも、操作オプションがいくつか存在する。
diceの操作オプション変更は以下の2通りで設定可能。
- Hops Helper で設定する
- dice 実行中に HUDから選択する
Hops Helper で設定する方法
dice 実行中に HUDから選択する方法
Toggle viewport rendering (O)
Toggle mods list (M)
Show Wire (W)
Smart Apply (S)
Twist / Smart Apply(T)
Adjust Segments (Shift + S)
Toggle dicing per axis (X, Y, Z)
Create cutters but don't perform cut
dice の実行時オプション
Dice on all axis