loose usage about MESHmachine
概要
既存のメッシュを別のメッシュへ埋め込んだり、ベベルの編集に特化したアドオン。
欠点
欠点というよりはアドオンのスタンスで、基本的に Edit mode でのみ機能する。
既存メッシュを埋め込む機能はブーリアン演算の機能だが、メッシュを直接編集するので非破壊編集とはならない。
利用バージョン
blender : 2.83.5
MESHmachine : 0.6.11
リファレンス
動画に比べれば情報量が少ないけれど要点は押さえているので、英語に抵抗なければ参照可能
Youtube - MESHmachine - Documentation
メインのリファレンス。機能別に解説してくれているけど動画数がかなり多いので一気見はお勧めしない。
所感
基本的には面取りやboolean処理、kitbash機能に特化している。対抗馬かかなり多い機能に対するアドオン。
plugによるライブラリ機能については他のアドオンでも独自に同様の機能を実装しているパターンが多いので、複数のアドオンを利用している場合は注意が必要になりそう。
後からベベルのFuse機能がかなり便利なので、面取り作業が多いならば一考の余地あり。
MESHmachineの基本操作
インストールした後に3Dビュー上で Y
キーを押すと、コンテキストメニューを表示するようになる。
object Mode と Edit modeでコンテキストメニューの内容が変わるので注意。
他のアドオン入れていたり、キー設定弄っていたら競合するかもしれない
機能紹介
Change Width
ベベルなどで面取りした後にその傾斜の幅を修正する機能。
ベベルしたメッシュを選択する必要はなく、面選択可能であればコマンド実行可能となっている。
Fuse
このツールで一番使うことになるであろう機能。
一言で言えば 面取り専用Sub-D
。
選択している面のみを対象にして面取りを実行してくれる。
Flatten
選択した面を対象として平坦化する。
面選択バージョンと点選択バージョンがあり、それぞれ微妙に挙動が異なる。
面選択バージョン
点選択バージョン
Unf*ck
選択しているエッジ(とその間)に含まれている頂点のみを利用して再度面取りのような処理をする。
Merge
などのオプションを指定すれば、面取りの取りやめみたいな処理も可能。
Plug
Object modeでのみ実行可能。
パーツ(≒オブジェクト)を指定して、対象となるオブジェクトへ 選択したパーツを差し込む。
挙動としては bool: different の結果に近い。
利点としてはパーツはライブラリ形式で保存できるので再利用しやすいのでkitbashのような使い方ができる。
stash
選択したオブジェクトの形状をそのまま保存し、後から呼び出したりできる機能。
Plugに近いが、Plugと異なりスタック中にも形状の変更ができるので、パーツそのものの再利用がしやすい。
Plugも形状を変更できるが、ライブラリに登録する際に専用の設定が必要。 対するstashはライブラリ登録のようなことはできないので別ファイルへの再利用はしにくいが、登録中にメッシュの編集ができる。 用途によって使い分けが必要そうな機能。
注意点としては、 stashそのものには他のオブジェクトへ干渉する機能はない点。
再利用したいオブジェクトをstashへ登録しても、それを別のオブジェクトと融合させたりしたい場合はPlugやblender デフォルトの bool 機能を利用する必要がある。
作例
作例1
作例2
作例3